時代を越えたアンティークの世界へあなたを誘う
アンティーク家具や照明、食器、雑貨等を取り扱う神戸のアンティークショップです。19世紀~20世紀初め頃のイギリス・フランスのアンティーク製品を中心に取り揃え、あなたにぴったりの逸品をご提案いたします。
33周年を迎えてお店を開店して33周年を迎えて思う事。 100年、150年、200年と言う長い年月をゆっくりと過ごした家具達に囲まれていると、不思議と言うか、当然と言っても良いのか判りませんが、何と無く落ち着いてきます。思うに、この家具達の持ってる不変のデザイン(様式)、且つ長い年月が作り出す微妙な風合いの感覚がそう感じさせてくれるのだろうと思います。 その感覚を大事に味わいながら、この家具達はどんな方とどんな所でどういう風に存在してたのかな~と色々想像をめぐらしながら、家具のみにかかわらず、ランプ類・ガラス製品・ポースレーン(焼物)等、これからもアンティークのコレクションを充実させて行こうと思います。 取り扱って居ります一部の商品は、トップページの右側にセットして居ります、インスタグラム・ツイッター・フェイスブックでご覧頂けますのでお時間が御座いましたら覗いてみて下さいませ。
当店で取り扱う商品について当店では、作られた当時(1800-1930年)のままの状態(オリジナル)か、出来る限りオリジナルに近いお品にこだわりを持って収集して居ります。 何故なら、塗り直しをすれば綺麗にはなりますが、アンティークを集める上で一番大事(私見ですが)と思われる、自然に時を経た家具の表面から醸し出す微妙な風合いを作る事は出来ないからです。
アンティーク家具の魅力日本国内では家具は用途として必要な物と言う認識でした。 しかし、ヨーロッパではインテリアの美しさを引き立たせる重要なアイテムとして考えています。 それは一番はデザインです。 家具を置いた時にどれ位お部屋が素敵に見えるかがポイントになるからです。 それに、ヨーロッパでは古くから“オーク”、“マホガニー”、“ウオールナット”等、木材の種類も魅力的な木目であったり、色目であったり、家具をより魅力的に見せられる木を使っています。現在ではもう入手不可能な木材もあり、より一層価値を高めて行くのでしょう!
アンティーク家具について【アンティーク家具とは何?】 基本は100年以上前に作られた物であると言う事です。 但し、アール・デコ期(1915-35年)の家具は正確には100年が経過していない物が有りますが、世界的な見地からここまでの物は認めている様です。 【アンティーク家具の評価】 ヨーロッパでは過去(12世紀から20世紀初め)の様式(ゴシック・ルネッサンス・バロック・ロココ等)が有ります。 製作された年代により評価(価格)が違ってきます。 例えば、1760年頃に製作されたロココ様式と1900年頃に製作されたロココ様式で同じ様な形状であっても評価(価格)はかなり違いが有ると言う事です。 まして100年に満たない、今から40-50年前位に同じ様式で作られたアンティーク風な物だと、アンティークとも言えませんし、評価は其れなりにしか出来ないと言う事です。
なぜアンティーク家具を購入するのか?100年以上前に作られた物を自身が楽しめる間は愉しみ、そしてその後は、次の世代に引き継いでゆく。 そうすれば次の世代が新しく作った家具を購入しなくて済みます。 新しい家具を作るための木を伐採しなくて済みます。 地球に酸素を供給してくれている木を伐採しなくて良いと言う事は、地球環境を守る事にも繋がりますし、物を大事にする気持ちを育てる事にも繋がってゆくのではないでしょうか? 上記の様に、そう言う意識を持って判断して、長い目で見た時に、購入する時には少し高い買い物としても、次の世代以降が出費をしなくていい訳ですから、逆に安い買い物と言う事になるのでは無いでしょうか?
アンティーク家具を楽しめるテレビドラマ”ダウントン・アビー”全世界を虜にしたイギリスで生まれた愛と憎しみのTVドラマ”ダウントン・アビー” 長い歴史を持つイギリス貴族の館(ハイクレア城)を使って撮影されました。荘厳なお屋敷内に在る数々の立派なアンティーク家具に囲まれて、貴族の家族、そしてその従者たちとの日々の物語が展開されてゆきます。物語の展開の面白さもさることながら、画面の背景に映り込む、見事なアンティーク達(家具・照明・小物・等)、アンティーク好きの方にとっては非常に参考になられるシーンが多く、必見だと思います。 この写真のレディースライティングビューローは番組内で伯爵夫人の役で出演されていた女優(マギー・スミス)さんが私邸のリビングで使われているのと同じデザイン、同じ時代の作品です。
神戸商工だよりに掲載されました!神戸商工会議所発行の「神戸商工だより」2018年3月号の表紙に掲載されました! 以下、インタビュー内容。 ------------------------------------ 今月の表紙は、(有)アンティークス・クイーンズコートの北井克治さん。大阪のアンティーク店に10年ほど勤めたのち、平成元年に独立。今年で創業30年を迎える。 買付けには、北井さん自らイギリスやフランスなどへ赴く。ジャンルや年代にはこだわらず、状態が良く店の雰囲気に合うものを選んでいる。「新たに木を伐採することも石油を使うこともない。この仕事はまさに究極のエコビジネスだと思っています」と北井さん。 アンティークという言葉が一般的になったのはここ最近の事で、生活の中に馴染んでいる人はまだまだ少ないという。「好みにぴったり合うアンティークと出会うのは難しいですが、裏を返せば宝さがしのようなもの。古くからある物を眺め、使って楽しむ。好きなもの、良いものがそばにある暮らしの仲介役になれたらうれしいですね」と目を細める。 ------------------------------------
Antiques are Green アンティークス アー グリーンantiques are green ,この活動は2009年9月にイギリスで生まれました。全世界で活動が始まっている、カーボンオフセット。要約すれば、地球環境を今の時代を生きている人々がどのようにして次世代に繋げて行くかを考えると言う事だと思います。アンティークを購入すると言う事は新しく木を伐採して作られた家具を購入しないで済みますし、ガラスや、陶磁器を作るために窯に石炭や石油を燃料として燃やさずに済みます。過去の時代の人々が使っていた”モノ”達を修復して使える物は修復しましょう!そうする事が環境を守り、維持して行く事に繋がります。
- ゴシック様式(12~15世紀)
北フランスで生まれたこの様式は建築に代表され、特に大聖堂建築に顕著に特徴が表れています。 当初は寺院に集中されていましたが、やがて王宮にもこの様式の飾り窓、アーチの戸、唐草模様の彫刻が用いられるようになりました。 14世紀の初めには貴族や、商人の生活にも入り込むようになってきました。 この様式の椅子は立方体で、堅くて垂直な背もたれの彫刻の形は、渦巻き唐草、リネンホールド、火炎模様、透かし彫りなどが有ります。
2018-09-10UP
- ルネッサンス様式(15世紀~16世紀)
イタリアのフィレンツエで生まれて、やがて西ヨーロッパへ広がっていったこの様式の言語は“再生”と言う意味合いですが、中世の王朝の服従の生活から解放されて、自然の豊かさ、美しさを表現しようとするものでありました。 16世紀に作られた家具は、装飾が隙間なく施され、過剰な印象を与える物が少なくありません。 装飾のモチーフはアカンサスの葉が最も多く、ぶどう、スイカズラ、パピルス、月桂樹などが有り、イルカ、ライオン、馬、羊、鳥、人物も装飾の主役として使われました。
2018-09-09UP
- バロック様式(17世紀~18世紀初)
ローマで生まれたこの様式はスペイン、オランダに広がり、フランスのルイ14世時代に最盛期を迎える事になりました。 語源は“ゆがんだ真珠”を意味するポルトガル語で、直線と曲線の構成により荘重で豪華な装飾性に富んでいます。 古代のモチーフから発展したもので、ライオンの頭と脚、羊、イルカ、鷲、アカンサスの葉、貝殻、人物など、ルネッサンス様式と共通の物が多くなっています。
2018-09-08UP
- ロココ様式(18世紀)
フランスの後期バロック様式に続いて起こった様式です。 ヴェルサイユ宮殿の庭に作られた築山を“ロカイユ”と呼んだことから、やがてロココ装飾の主要部分に使われた、貝殻模様のモチーフを示すようになりました。 鏡に縁、ドアの枠、テーブルや椅子の装飾に使われる様になり、特徴は左右非対称ということです。 バロックの男性的な重厚さから、女性的で感覚的になり曲線が主体で、貝やアカンサスの組み合わせで、アカンサス、貝殻、渦巻き模様、婦人像など。白エナメル塗や部分的な金彩塗りが多くなってきます。
2018-09-07UP
- ネオクラシシズム様式(18世紀中期~19世紀初期)
バロックやロココ様式の反動として、18世紀中期にローマで起こった芸術をネオクラシシズム(新古典様式)と呼びます。 古代の美術や建築の見直しが行われ、単純化と古典への復帰に向かいました。直線構成の厳格な線と優美さが上品さを作りだしました。 家具の特徴としては、カブリオール(猫足)が無くなり、直線の挽物とか、縦溝が付く様になりました。 モチーフとしては、花輪、花篭、月桂樹、楽器、植物模様などが使われ、木には白塗り、金箔押しなどが好まれて使われました。
2018-09-06UP
- アンピール様式(1797-1815年) フランス
ナポレオンⅠ世が帝位に就き、古代のエジプト、ギリシャ、ローマの装飾を取り入れました。 モチーフの特徴は、スフィンクスや有翼の人物、輪を加えたライオン脚部の動物の足などが有ります。
2018-09-05UP
- リージェンシー様式(1811-20年) イギリス
フランス・アンピール様式の影響を受け、美しい曲線と簡潔な構成美が特徴です。 テーブルや椅子の足の形状はサーベル状のものが多い。鷲、キマイラ(神話上の動物)がモチーフとして使われた。
2018-09-04UP
- ヴイクトリア様式(1837-1901年) イギリス
アンピール様式の終焉から、家具様式の混乱期に入ります。 ヴイクトリア女王時代で、その頃は復古主義的なデザインになり、ネオゴシック・ネオバロック・ネオロココの様式を生み出しました。頑丈さと過剰な装飾が好まれました。 初期はルイ14世とルイ15世にエリザベスとゴシック様式が入った様式。 中期はネオバロックやネオゴシック様式の折衷式で、装飾過剰な形。 後期は色々な様式が一つの家具に取り付けられた、最も混乱した時代。
2018-09-03UP
- アーツアンドクラフツ様式(19世紀中期~後期)
19世紀に入って、産業革命が進み、家具も機械化、分業化で量産する様になり、過去の様式の模倣が多く作られる様になりました。この様な動きに反対したのがこの様式です。 過剰な装飾を辞め、シンプルな形や構造に重点を置いた、機械を排除し、手工芸による中世様式の復活と言う時代の逆行した形を取った為、次第に衰えていきました。
2018-09-02UP
- アールヌーボー様式・アールデコ様式(19世紀末期~20世紀初期)
【アールヌーボー様式】 ベルギーで生まれたこの様式は装飾のすべてが植物を基本に考えています。 直線は無く、すべて曲線で表現したのが主流になってきます。 すぐにパリ、そしてヨーロッパ全土に広がって行きました。 しかし、過剰過ぎたデザインに1900年のパリ万博を頂点に急速に衰えて行きました。 【アールデコ様式】 フランスを中心に1910-30年にかけて、アールヌーボーの耽美的な装飾から新しい装飾様式を追及する運動が始まりました。 アールヌーボーの曲線を否定し、ルイ16世様式や過去の様式をヒントに寄木細工や象嵌細工に直線や円を主体にして幾何学的な構成を特徴としました。
2018-09-01UP