身元保証人として後見人にならない・なれない理由と金銭管理をしない理由
まずは事例として。
本人の入院中、入院代を支払えない状況が起こり得ます。
そんな時は身元保証人として入院代を立て替えます。
もちろん立替えた費用は後ほど本人に請求して精算します。
私たちが後見人にならない、金銭管理をしない理由が
ここにあります。
それは、上記の行為が利益相反を生んでしまうからです。
つまり、保証人として立替えたお金を本人に請求する時、
後見人にもなっていれば、今度は後見人としてそのお金を
本人の財産から支出・精算する構図になり、これが保証人と後見人双方の
利益が反した状態になるためです。
そもそも、後見人として財産管理を担う場合
お金を立て替えるという行為・概念は存在しません。
財産管理をするにあたり、わざわざ一旦立替えるという行為は、
後見人として行うべきではありません。
こんなことも身元保証人である私たちが
金銭管理をしない、後見人にならない理由の一つです。
以上のことは、
後見人が身元保証人になれない理由でもあります。
詳しくは、
身元保証で繋がる終活通信
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